有機作物の周年栽培を低コストで実現 増収に貢献する深層地中加温システム

消費者の健康に対する意識が高まる昨今、農薬を一切使わずに育てられた有機作物などが注目され、一般の野菜と比べるとかなりの価値が付与されています。価格も一般の野菜と比べると割高ため、「ぜひとも栽培したい」とお考えの方も多いことと思います。ですが、価格が割高であったとしても虫がつきやすかったり菌の繁殖を抑えるのに大変な手間がかかるなど、利益としては一般の野菜とそう変わらないというのが現状ではないでしょうか。

そこでご検討いただきたいのが、深層地中加温システムです。このシステムを導入して、低コストで有機作物の周年栽培を行いませんか?付加価値の高い有機作物を低コストで栽培できれば、かなりの増収が期待できるでしょう。

農薬を一切使わない土壌消毒で有機農業を実現

深層地中加温システムでは、夏場にハウスを閉め切り土壌消毒を実施。40~60cmの深さに埋設したパイプからの放熱と太陽熱で土壌全体を45℃に加温。化学農薬を一切使用せずに有害病原菌を殺菌するクリーンな土壌消毒で、有機農業を実現します。なお、パイプを60cmに埋設した場合、80cmの深さまで消毒効果が確認されており、雑草も生えません。気象条件により異なりますが、10~14日間で完了。手間がかからずかつ効果的な消毒法です。

千葉農業試験場の実験結果
  • 土壌消毒なし(ネコブセンチュウ有)
  • 土壌消毒済み(ネコブセンチュウ無)

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冬場の加温で周年栽培が実現

冬には、根圏域に必要な地温を時間をかけ緩やかに確保します。それにつれて有用菌の活動が加速して作物との共生が促進され、たい肥の効果も高まります。空気の温度が低くても育つため、寒冷地でも周年栽培が可能に。増収が期待される周年栽培を実現できるのは、深層地中加温システムだからこそです。

ラジアント有機農法について

 真冬―ハウスの中は別世界。葉はしげり実がたわわ。土からたちのぼる香りと温かみに包まれながら健康野菜の栽培に心地よい汗をながす。あの懐かしい味と香りの、そして色つやと日持ちが良い一品の収穫は今が最盛期。地中暖房のお蔭です。

 この有機栽培の作柄を左右するのは土壌微生物―作物に直接影響をおよぼす共生(有用)菌と寄生(病原)菌、それに前作の残根やたい肥を分解する腐生(有用)菌など。雑多でおびただしい数が干渉(きっ抗)しあいながら、ひとつの微生物相をつくっています。作物が発病するのは、このきっ抗がくずれ、病原菌が優勢となるからです。この相を翌年にもちこすと連作障害がおこります。

 ラジアント有機農法は、このような微生物の相と働きを、土壌を加温することにより変えていきます。

 

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