日本農業の再生を目指して

我が国には、農業立国になる資源があります。水・森林・四季であります。これらの資源と深層地中加温システムとの組み合わせは、外国資源に依存しない純日本産農産物の全国的な安定生産を実現するでしょう。地産地消を推進し、そして世界へ輸出する。このことで、日本農業は再生します。

なお、ここでいう地中加温とはハウス栽培での床暖房のことです。夏場の太陽熱と併用して土壌を熱消毒することで連作障害防止となり、安定生産が実現。宮城県でのイチゴの増収、東北管内では50件余の納入実績があります。このシステムは平成14年に特許登録となりました。また、農水省より「環境保全事業」に認定され、さらに「ハウス内温度管理の最先端技術」としての評価も受けています。このシステムの公的機関での試験結果は「深層地中加温」というキーワードでWeb検索をするとご覧いただけます。

また、我国は戦後近代農法を取り入れてから化学農薬・化学肥料の多用により土壌が疲弊し土壌微生物相のバランスがくずれ農産物中のミネラル含有量が大幅に減り、ほうれん草の例では、1953年時と比較して2001年に鉄分は1/7に減少しました。

参考論文①参考論文②

作物を育てるにあたって重要なことは土壌を温めハウス内の温度を低くすることです。我が国の作物の生産が安定しないのは、土壌を温めずにハウス内の温度のみに気を配っているからでしょう。

深層地中加温システムは、世界的にニーズの高い純日本産有機作物の安定生産を達成するのに欠かせないシステムとなるでしょう。そして、生産された純日本産有機作物を世界へ輸出することで、日本農業の再生の道が開けると、私は確信しています。

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